PRIDE30を観に行ってきました

ジョシュ・バーネットは敗れました。


しかしマウントポジションを取られた以外は実質的に試合を支配し、
ミルコ・クロコップの持ち味を完全に消し去るだけの戦いをしたファイターは
ジョシュ・バーネットただ一人でしょう。
完封してなお負け。
ですがジョシュにまた惚れ直しました。


『愛を取り戻せ』が流れた瞬間会場で死ぬほど絶叫してしまいましたよ。


あと今回印象に残ったのはユン・ドンシク
勝った滝本誠以上に総合格闘技への適性を感じさせてくれました。
打撃へのガードをしっかりと憶えれば絶対に強くなると思います。
この戦いでフェードアウトしてしまうのはあまりにももったいない。


ケン・シャムロック桜庭和志に関してはフラッシュダウン気味とはいえ
その後の追撃に対応できていない以上KOと判断されても仕方ないと思いますが、
戦闘竜対ズールはやはり拙いんではないかと。


今大会は誤審、音響ミス、残り時間告知ミスなど、とても30回記念興行とは思えぬイージーミスが多かった大会でした。
試合内容的には(相手の得意分野を無力化しようとする)総合格闘技の性質上、
同じ展開が続いた上での判定決着が「たまたま」多かっただけということで別に構わないと思いますが、
それ以上にスターティングオーバーというコンセプトにそぐわない試合が多かったことの方が気になります。