PRIDE無差別級グランプリ開催決定

ついにやってしまったなという感じですね……。
ってことは無差別級GPのベルトも出来るってことですよね?つまり各階級のタイトルホルダーの持つベルト4本に加え、各階級のGPのベルトも2年に1本づつ増えていくわけですから……ベルトだらけになっちゃいますね。
無差別級GPをやるなら各階級のGPはもう無くしてもらって、今後はタイトル戦を中心に据えたナンバーシリーズでの興行をお願いしたいところです。


そう言えばPRIDEの方向性に関して、以前GONG格闘技か何かでUFCダナ・ホワイト社長のインタビューが載っていて

ホワイト:(PRIDEに関して聞かれて)階級の整備も行わず、無茶なマッチメイクをしたり、プロレスラーの対決を見せたりする。僕らはあれをMMAとは思っていないんだよ。
聞き手:じゃあ何なんですかね?スポーツ・エンターテイメントですかね?
ホワイト:ガチンコの試合だからエンターテイメントというわけでもないんだよね。何て言ったらいいんだろう。う〜ん……。

と悩みまくるやりとりがあったのを思い出しました。


まあ榊原社長が本当は何を考えているのかは知りませんが、本来PRIDEってのは


「漢と漢、どっちの方が強いんじゃ〜っ!!」


というのを決める場であって、階級を整備してMMAというスポーツを広く一般化しようとかそういう崇高な目的意識は無く、「柔よく剛を制す」とか「小が大を倒す」のを見せるショーであると考えているフシがあります(桜庭階級を作ることを頑なに拒否していたのもこのせいでしょうね)。そうなると今回行われる無差別級GPの開催というのは、PRIDEにとっては満を持して行われる必然の大会ということになるのかもしれません。
問題はそんなショーに世界最高レベルの格闘家が集結しているということなんですが、この問題に目をつぶって無理を重ね、PRIDEの衰退を招かないことを祈るだけです。
まあ面白い興行である限り観には行きますが。