高坂剛 vs マリオ・スペーヒー、西島洋介 vs マーク・ハント

TKが出るってのはそれだけで嬉しいですね。前田日明の要請でリングスエカテリンブルグの大会に出場した後の去就が注目されていましたが、男祭りの解説を経てPRIDEの舞台に再登場することが決定しました。そして対するマリオ・スペーヒーも、大晦日のミドル・ウェルタータイトルマッチ2戦の微妙な判定でその動向が話題となっていたブラジリアン・トップ・チームのリーダー自らが登場することによって、PRIDEとの結びつきの強固さをアピールすることになりますね(BTT自体は割れてしまう可能性もありますが)。世界のMMA界におけるDSEの政治力の強さが端的に表れている両者の出場という点でも、塩漬けの微妙な判定になった場合にジャッジ陣が、無差別級に一人でも多くの日本人選手が欲しいDSEの思惑と、BTTという宝の山集団の心証をこれ以上悪くしたくないDSEの思惑のどちらに軍配を上げる判断をするかという点でも注目の一戦です。


西島 vs ハントに関しては何とも言えないマッチメイクですね。西島がハントに勝つ姿が想像出来ないんですが、世界ランカー級のボクサーが半年間総合の練習を積んでどのような戦いを見せるかという点においては、ハントのようなストライカーではなく、むしろ総合格闘家との試合を見てみたかったです(ショーグンは流石に荷が重いでしょうけど)。