PRIDE無差別級GPとK-1 WGPラスベガス大会

●PRIDE無差別級GP
<参加決定選手>
吉田秀彦
高坂剛


<参加予定選手>
エメリヤーエンコ・ヒョードル
ミルコ・クロコップ
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
ヴァンダレイ・シウバ
マーク・ハント
ジョシュ・バーネット
http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1143698523


K-1 WORLD GPラスベガス大会
<USA GP>
ゲーリー・グッドリッジ vs 謙吾
ステファン”ブリッツ”レコ vs デューウィー・クーパー
藤本祐介 vs カーター・ウィリアムス
ハリッド・ディ・ファウスト vs ショーン・オヘア
スコット・ライティ vs アレキサンダー・ピチュクノフリザーブファイト)


スーパーファイト
セーム・シュルト vs 武蔵
グラウベ・フェイトーザ vs ルスラン・カラエフ
チェ・ホンマン vs ザ・プレデター
http://www.so-net.ne.jp/feg/event/060429card.html

まずはPRIDE無差別級GP。査定試合をクリアして本人も出たいと言っているホドリゴ・ノゲイラ、ハント、ジョシュは出場決定選手にしたって良いんではないかと思いますが、6ヶ月の拘束期間とギャランティの問題か何かで契約に至らないということなのでしょうか。またそこら中で書かれていますが、絶対に間に合わないヒョードルの名前を参加予定選手として出してくるというのは非常に不愉快ですね。ヒョードルの名前を出すならエメリヤーエンコ・アレキサンダーアリスター・オーフレイム辺りの名前を出さなきゃおかしいと思います。


続いてK-1ラスベガス大会。USA GPは去年2回行われたラスベガス大会とメンバーがほとんど一緒ってのはどうなんでしょうか。スーパーファイトに関しては、シュルト対武蔵はさすがにシュルトが圧勝するでしょうけど、グラウベ対カラエフは面白そうですね。それにしてもFEGはホンマンにキックボクサーを当てる気が無いんでしょうか……。


こうして並べてみると世界を相手に商売をしているK-1は大会1ヶ月前にきちんと全対戦カードを出してきましたが、対するPRIDEは相変わらずの殿様商売と言いますか、「絶対良いカード出すから出る選手が決まってなくてもチケットを買いなさい」という強気な姿勢が目立ちます。
それにしてもこれだけカードどころか出場選手すら決まらないというのはどういうことでしょうか?理由を考えてみると……


1.選手やブッカー、マネージャーが金銭折衝でギリギリまで値上げ要求をする
2.対戦カードに選手が難色を示し、ギリギリまで正式契約に至らない
3.未知強や他団体の強豪選手を出場させるためにギリギリまで世界中を駆け回っている
4.実はDSEは映画など他業務に人員をとられていて、ギリギリまで何もしてない
5.その他(裏社会とか……)


まあ実際には全部の要因が複雑に絡み合ってのことだとは思いますが、それにしても世界的なイベントならば選手にベストコンディションで試合にのぞませ、観客のモチベーションを大会当日にピークに持ってこれるような、それ相応の体制を整えることは義務なのではないでしょうか。