UFC.60早送り観戦

早朝から仕事があるので昨晩録画したWOWOWの放送を早送りで観ました。
とりあえずジョー・リッグス、アスエリオ・シウバは共にポカ負けっぽい感じでした。良い感じだったのがガブリエル・”ナパオン”・ゴンザガ。駒不足のUFCヘビー級トップ戦線に食い込む価値のありそうな試合だった感じでした。ディーン・リスターは貫禄勝ちっぽい感じでしたし、ディエゴ・サンチェスは何かしょっぱい試合っぽい感じでした。ジェレミー・ホーンの試合は放送してないっぽい感じでした。「感じ」ばっかりなのは早送りだからです。ご了承ください。
メインのマット・ヒューズホイス・グレイシーは早送り無しで観ました。試合前にランディ・クートゥア、チャック・リデル、ジョシュ・バーネットが試合の予想を語っているんですが、何故かジョシュは怪しい日本語で「アー、ほいすハ古イたいぷノBJJふぁいたーネ。ダカラ、ひゅーずガ勝チマース」みたいなことを喋っているました。もちろん日本語字幕付き(笑)。
試合はホイスの良さがまったく出ず(つーか今のホイスの良さって何だろう?極めの強さかな……)、ヒューズが終始圧倒。一部で「ホイスがアームバーを意地で外し」みたいなことも書かれていますが、あれはポジションが悪くてヒューズが諦めたという展開でした。その後バックマウントを取って側頭部にガンガン肘を入れるえげつないパウンドでレフェリーストップ勝ち。圧勝でした。試合後のインタビューではヒューズは「スロースターターなのに慣れない5分3Rの試合を受けてくれたホイスに感謝」みたいな感じでホイスを立て、ホイスは「引退しますか?」と聞かれて、半泣き顔で「まだ何試合かはやるよ」と力無く答えていました。ホイスはどっちかというと凄まじいメンツの揃ったウェルター級より、群雄割拠のミドル級選手とやった方が良かったんではないかなとも思いました。
次回UFC.61 Bitter RivalはTUF4のコーチ対決ティト・オーティズケン・シャムロックと、ティム・シルビアアンドレイ・アルロフスキーのヘビー級タイトルマッチが決定しています。シルビアは漢だなぁ。ほぼ間違いなく負けるでしょうけど。まあここで早速シルビアとアルロフスキーの再々戦が組まれるのは、いかにUFCヘビー級にタイトルマッチに絡める駒が少ないかを如実に現しているのではないでしょうか。北米人以外を売り出す気があまり無いUFCの歪みが、ここへきてUFCの大きなウィークポイントになりつつあります。