噂のBODOG FIGHT第1話を観ました

「噂の」って言っても僕が一人で盛り上がっているだけですが。そんなBODOG FIGHTの第1話をやっと観ることができました。
番組自体はUFCの『THE ULTIMATE FIGHTER』と違って全員がチーム分けされてトレーニングしたり訳の分からないゲームでふるい落とされたりはせず、BODOG ENTERTAINMENT GROUP総帥のカルヴィン・エアー(出たがり)とその美人秘書、そしてカナダのロックバンドBIF NAKED(もちろんBODOG MUSIC所属)のボーカルで刺青だらけのゴツいビフ姐さんが、
女「○○○○ってすごいファイターを見つけたわ」
エアー「そりゃすごい!そいつはどんなファイターなんだい?」
女「彼はね……」
って感じで選手を紹介。本人やその周辺人物が様々なエピソードを紹介して、番組の後半でその二人が戦うという流れ。第1回は170lbs(=77kg)クラスのキース・ウィスニキエフスキー(修斗青木真也に負けてます)とジョージ・マスヴィダル(AFCを中心に活動)が激突しました。
……しかしレベルが低いです……。パンチを食らうと仰け反ってしまうウィスニキエフスキーとテイクダウンされると何も出来なくなってしまうマスヴィダル。試合は両者がその持ち味(あればですけど)をまったく発揮せず、お互いがノーダメージのまま終了。でも会場はスタンディングオベーション。ゲストのエメリヤーエンコ・ヒョードルも(笑)。結果はマスヴィダルがスプリット判定で勝利しました(僕的にはウィスニキエフスキーの方がポイントを稼いでいたと思えましたが)。これでマスヴィダルが12月のBODOG FIGHT USA vs RUSSIAでエリック・オガノフ(五味隆典に負けたデビッド・バロンに負けてます)と対戦することが決定しました。
まあまだ第1話しか観てませんが、第一印象としては「別にコスタリカでやらなくてもイイじゃん」ってとこでしょうか。もちろんエアーの自宅とBEGの本拠地があるのがコスタリカ(エアーはアメリカに帰るとFBIに逮捕されちゃう可能性もあるらしいですね)なのでその関係だと思いますが、別にコスタリカでトレーニングするわけで無し、エアーの前で御前試合をするわけでもないので(エアーと選手の直接の絡みも無し!)、素直にアメリカでやれば良いのにと思ってしまいました。
あと酷かったのがレフェリング。PRIDEの「ストップ・ドントムーブ」に相当する「フリーズ」を連発。ちょっと選手がロープからはみ出そうもんなら試合の流れを「フリーズ」で止めまくっていました(ロープの本数が4本なのでやたらリング外に落ちやすいってのもあるんでしょうけど)。