そしてエメリヤーエンコ・ヒョードル移籍騒動はどうなる?

各所を賑わしているヒョードルBODOG FIGHT(MFC)への参戦問題。web上に流れている情報のニュアンスをまとめると、ヒョードルがロシア国内で開催されるレッドデビル主催興行(つまりM-1)に出場するのはOKというのを利用して、BODOG FIGHTのロシア大会をレッドデビル主催にするって感じなんでしょうか。
僕としては一昨日の日記の通り、この引き抜きはPRIDEとBODOG FIGHTの両者にとって益することのない無意味な引き抜きであると考えます。改めて僕の意見を述べれば、PRIDEには強さの象徴であるヒョードルは不可欠な存在ですし、逆に現時点で興行のカラーが決まっていないBODOG FIGHTにヒョードルは高価すぎる御輿です。少なくともBODOG FIGHTは「最強を決める場」というコンセプトは持っていませんし、有名選手が大勢いるからと言って単純にPPVの数字が伸びたり観客動員が増えるというほど単純な話ではないと思います。
ただ余所様のコメント欄にも書きましたが、BODOG本体はネットカジノ規制法以降、積極的に他部門からの収益を重視するようになるのは必然ですので、カルヴィン・エアーがバブルに沸くMMA業界の一角に食い込まんとして有名選手の青田刈りに出る可能性はあります。しかし有名なロートル選手を集めても話題以上の利益は生まなかったWFAの例もありますので、逆にあっと驚く新コンセプトで勝負しにくるかもしれませんね。