チャック・リデル最後のリベンジ UFC.71

UFCライトヘビー級の絶対王者チャック・リデルはこれまで20勝3敗のMMAレコードを持っています。リデルに土を付けたのはジェレミー・ホーンUFC.19でTKO負け)、ランディ・クートゥアUFC.43でTKO負け)、そしてクイントン“ランペイジ”ジャクソン(PRIDEミドル級GP準決勝でTKO負け)の3人だけ。しかしホーンにはUFC.54で引退を口に出させるほどボコボコにして戦意喪失させ、クートゥアにはUFC.52、UFC.57で2連続KO勝利し、クートゥアは引退してしまいました(後に復帰)。といった感じでかつて敗北した相手にキッチリとリベンジを果たしてきたリデルが唯一リベンジを果たしていない相手であるランペイジと今週末に激突を果たします。
UFC.71 LIDDELL vs JACKSONのオフィシャルサイトではPRIDE時代のクイントン“ランペイジ”ジャクソンの映像(ランペイジヒカルド・アローナのダイジェスト映像も有り)や、PRIDEミドル級GPでの最初のリデル対ジャクソンの映像がふんだんに使用されて雰囲気を盛り上げています。
ライトなアメリカのファンの間ではリデル陥落は誰も想像もしていないんでしょうが、前戦でリデルが良いところを出せぬまま敗れたことを知っている我々日本のファンとしては、その行方が非常に気になるところです。このカードの行く末を世界で一番気にしているのはおそらく日本のPRIDEファンなんではないかと思いますし、最近UFCを見始めた格闘技ファンにも届きやすい素晴らしいカードであるのに、残念ながらいまだにUFCの日本での放送予定はまったく聞こえてきません。いつ放送されるか分からない上にPPVのダイジェスト放送である日テレG+では観る気が起きませんし、またWOWOWで復活してくれないもんですかねぇ……。