ライト級の悲哀

ヒロシです(涙)。さん経由、MMA WEEKLYに掲載されたエルメス・フランカの声明文。
http://www.mmaweekly.com/absolutenm/templates/dailynews.asp?articleid=4358&zoneid=13
http://blog.goo.ne.jp/hiroshi_nielsen/e/488d3c1ef057af3b85982c0bf943156f
<以下一部転載>

その時点で私は5ヶ月間試合から遠ざかっていました。戦うということは、文字通りどのようにして妻子を食べさせ、支払いをしていくか、ということです。いちファイターとして、私のレベルであっても、私は質素な生活し、文字通り生活のために戦いつづけています。数ヶ月間支払いを受けておらず、さらにここでショーン・シャーク選手とのタイトルマッチの機会を失うことは、私にとって致命的なダメージになります。戦うことは、私が選んだ人生であり、私はそれを愛しています。
ライト級の選手の収入は比較的少ないです。ファイトマネーは公けにされています。ライト級選手として、私たちは自分より重い階級の選手たちの近くで金額を引き下げるようなことはしません。それは、ただそういうものです。ショーンが試合をしてタイトルを防衛して得たファイトマネーは3万ドル(約365万円)より低いと思います。それ(=タイトルマッチのわりに金額が少ないこと)は誰のせいでもなく、マーケットがそういうものだからです。私はこのスポーツを愛していますし、このスポーツに関わる人々を愛しています。

もちろんフランカが読む人の同情を得るために多少メロウな内容になってはいますが、これがMMAブームに沸くアメリカでのライト級の現実なのかもしれません。ZUFFAも今行われているヘビー級へのテコ入れと平行してライト級の選手層の充実を図るのでしょうが、ランディ・クートゥア、チャック・リデル、ティト・オーティズのような実力以上に人気があってPPVの件数を稼げるスターが出現しなければ彼らのギャランティは低く抑えられたままになってしまうでしょう。