戦極 第二陣を観ました

とにかく何の意味があってジョシュ・バーネットジェフ・モンソンという親友二人を戦わせなければならないのか意味不明。例えばジョシュが進む最強への道にモンソンが立ち塞がったり、トーナメントの決勝戦なら分かりますが、こんなマッチメイクで観客に何かが訴えられるのでしょうか?モンソンの「ジョシュア」のタトゥーが画面に映る度に切なくなりました。
それから今回もオープニングVでは大会のコンセプトを伝えられてませんし、メインの3試合以外の煽りVは、選手紹介のみで煽ることを完全に放棄してましたね。
そもそも戦極は音楽の使い方が全然なってなくて、ただ耳触りのイイ曲をダラダラ流しているだけ。その曲の歌詞が持つ意味や、ミュージシャンのバックグラウンドにまで踏み込んだ選曲で観客に深い感動を与えるDREAM&佐藤大輔氏のチームとはまだまだ雲泥の差があるでしょう(実は佐藤大輔氏もスタンダードと言える曲、もしくはそのカヴァー以外を使用している時はスベっている場合が多かったりしますが)。
各試合は好試合が連発していましたが、「パンクラスかDEEPでやればいいんじゃないの?」という試合が多かったのは気になりますし、明らかに一方に肩入れしたマッチメイクは、正直言って僕が格闘技に求めるものとは真逆で、この試合じゃカタルシスは感じられないんじゃないかな、と個人的には思ったりしてしまいます。
例えば以前のPRIDEや今のDREAMのように「最強を決めるリング」というコンセプトを持たないとするならば、このリングのコンセプトとは何なのか?を主催者は真剣に考えなければ、五味隆典三崎和雄が出ていたとしても、客寄せパンダがエキシビジョンマッチをするだけと捉えられても致し方ないかもしれません。
期待するところが非常に大きいイベントだけに厳しい意見を書いていますが、本当に頑張って欲しいものです。
あと近藤有己、マッチメイクに難ありとはいえ、あそこまで何も出来ないとは……。こちらも何かを変えなきゃまずいんじゃないですかね。


ああ、そうだ!あともうひとつ!中尾芳広のキスの後、カメラ拭けよ!唾液ベットリで気持ち悪いよ!