UFC.86観ました!

例によってkamipro編集部にてネットPPV鑑賞です。
今回は郷野聡寛選手もいらっしゃっていて、現役UFCファイターとUFCを観るというなかなか無いシチュエーションに。

UFC.86 Jackson vs. Griffin
ジャスティン・ブッチョルズ vs コーリー・ヒル×(R2 チョーク)
メルビン・ギラード vs デニス・シヴァー×(R1 TKO)
○コール・ミラー vs ジョージ・ガーゲル×(R3 三角締め
ガブリエル・ゴンザガ vs ジャスティン・マッカリー×(R1 キムラロック)
○タイソン・グリフィン vs マーカス・アウレリオ×(判定3-0)
○ジョシュ・コズチェック vs クリス・ライトル×(判定3-0)
○ジョー・スティーブンソン vs グレイソン・チバウ×(R2 ギロチンチョーク)
パトリック・コーテ vs ヒカルド・アルメイダ×(判定2-1)
フォレスト・グリフィン vs クイントン・ジャクソン×(判定3-0)

何と言っても凄かったのはコズチェック対ライトル。2ラウンドにヒジでカットしてからライトルはマットに血溜まりが出来るほどの大流血!そんな中で、最後の大逆転に向けて必死でパンチを打ち込み、腕十字や三角締めを積極的に仕掛けるライトルに感動。会場もライトル・コールが起きる盛り上がりをみせるが、それはTUF出身なのに相手の火を消す試合ばかりをして人気が出ないコズチェックが、判定勝利を確信して流し始めたこともあったんでしょう。勝利が告げられた後の勝利者インタビュー時には大ブーイングが飛んでいました。
ブーイングと言えばタイソン対アウレリオでは15秒見合っただけで大ブーイングが飛んでいたのに、グダグダになっているコーテ対アルメイダではブーイングすら飛ばず。観客が全員トイレに行ってしまったんでは?と思うほど、UFCの会場としては有り得ない位の静寂に包まれていました。
で、メインのグリフィン対ランペイジ。お互い積極的に前に出る選手同士の戦いでしたが、1ラウンド目を圧倒しながら、2ラウンドで、グリフィンのローキックで左脚を破壊されてからランペイジは全局面において後手に回っていました。ランペイジはこれでヴァンダレイ・シウバマウリシオ・ショーグンといった旧PRIDE勢との生き残りマッチを戦わなければならないと思いますが、郷野選手いわく「脚が壊れてなきゃパンチで圧倒出来たはず」というほど技術的にも高いランペイジだけに逆襲に期待したいです。
で、チャンピオンになったグリフィンですが、気持ちは強いんですが、まだまだ技術的に特記事項が無い状態。テレビが生んだ生粋のTUF出身ファイターとして、人気先行と言われないように頑張って欲しいです。
ちなみにグリフィンはTUF出身で初のUFCチャンピオンだと思っていたんですが、同じように思っていた堀江ガンツさんがグリフィンにインタビューしたときに「マット・セラもTUF出身だろ」と指摘されたそうです。まあセラは飛び級でチャンピオンになったんで、あんまりカウントしたくないですが……。