外人は喋るのが上手い

ESPNで放送中のアメリカの人気MMAニュース番組"MMALive"。毎週、メインアンカーマンのジョン・アニックとESPNMMAアナリストのフランクリン・マクニール、そして綺麗どころのモリー・ケラムがレギュラー出演者で、MMA選手がゲストコメンテーターとして参加しながら、その週のMMAニュースを解説するスタイルで人気の番組です。類似番組としてHDNetの"Inside MMA"やFOX SPORTSの"FOX FIGHT GAME"があるが、前者はゲストの多彩さは魅力的なものの、アンカーマンのケニー・ライスとコメンテーターのバス・ルッテンのC調な掛け合いが鼻についてあまり好きになれない。また後者は自己陶酔型のホストであるマイク・ストラカが、出演者をほとんど喋らせないくらいの勢いで喋ってるのが気に入らないので(お色気担当のダニー・シャッツもまったく可愛いと思えない)、時たままとめて内容をチェックするくらい。
で、MMALiveのゲストコメンテーターは、レギュラーとしてケニー・フロリアンミゲール・トーレスフランク・ミア、ステファン・ボナー、パット・ミレティッチ不定期ローテーションで持ちまわっているんですが、今週のゲストコメンテーターはラシャド・エヴァンスでした。

普段ファックだシットだと相手を罵るエヴァンスが解説ということで非常に不安だったんですが、これがまた何とも見事なコメンテーターっぷりを発揮。きっちりとスーツを着こなし、4文字俗語をまったく使わないながらも番組を盛り上げまくっていました。特に自分の母親のモノマネをしたら電話の先に本当に自分の母親がいて腰を抜かすという、物まね歌合戦チックな展開は楽しかったなぁ。

ラシャド・エヴァンスってあまり好きな選手ではなかったんですが、非常に高感度が上がりました。
こうして観ていると、外国人選手はきちんと公の場で喋るということが出来る人が多いなぁということ。もちろん個人差はあるんでしょうが、日本の選手でここまできちんと喋れる人は、解説をしている人を含めても極少数でしょう。こういう点は日本の選手も見習うべきだと思いました。