カーウソン師、死す

カルロス・グレイシーの長男で数々の名柔術家を育てたカーウソン・グレイシー師がシカゴで亡くなられたそうです。
http://news.adcombat.com/article.html?id=10567
カーウソン師と言えば、自らはアメリカに住んでいてブラジルの道場生に指導をしないくせに試合に出る生徒から上納金を取ろうとして生徒たちが大量離脱してブラジリアン・トップチームを結成したこともあって晩節を汚した感もありますが、自家のためだけに戦うエリオ系グレイシー一族と違い、柔術全体を守るために門下生と共にルタ・リーブリ勢などとの戦いを続けた名柔術家でした。そしてヒカルド・リボーリオ、ヒカルド・デラヒーバ、マリオ・スペーヒー、ヴァレッジ・イズマイウムリーロ・ブスタマンチアンドレ・ペデネイラス、ヴィトー・ベウフォート、ヒカルド・アローナなど数多くの柔術家・ヴァーリトゥーダーを育て上げた名伯楽でもありました。
カーウソン師の死で、アカデミー離脱時にあれだけ罵っていたBTT勢がどのような動きをみせるのか興味深いですね。
何にせよ偉大な柔術家でした。故人のご冥福をお祈りいたします。