UFC57の続き

とりあえず残り4試合の内、気になっていた2試合を観ました。

○マーシオ・”ペジパーノ”・クルーズ VS フランク・ミア
前回の国原継吾戦のフィニッシュシーンでのペジパーノのカメラ目線は本当にイヤな感じでしたが、今回も入場からカメラ目線全開でしたね。しかしバイク事故から1年半ぶりとなる「ラスベガスの英雄の帰還」というドラマティック極まりない試合になるはずだったのに大番狂わせをしてしまい、しかも大喜びで勝利をアピールするペジパーノに、観客からは凄まじいブーイングが浴びせられていました。場の空気が読めないペジパーノにちょっと同情。
そのペジパーノ、下からの返しなどに「流石!」と思わせる動きもありましたが、腰の重いストライカーとやったら間違いなく苦戦しそうです。ミアは目尻のカットで目に血が入り、そこから何も出来ない状態だったのでまあ不運といえば不運、可哀想といえば可哀想でした。
ところでこの試合を観ていてふと思ったんですが、これでミアはPRIDEの無差別級GPに出場できるんではないかと。現在、PRIDEとUFCの友好関係がどの程度なのかは分かりませんが、元UFCチャンピョンでありながら今回新鋭にボロ負けしたミアが無差別級GPに出場した場合、勝てばUFCの強さのアピールになりますし、負けてもペジパーノというルーキーにすら負けた選手ということでUFCのマイナスにはなりません。元チャンピョンが出場するということでPRIDEに対しても大きな恩を売ることになるでしょう。と言うことで5月はミアが日本でも観られる!と勝手に期待しております。


○チャック・リデル vs ランディ・クートゥア
試合は完全にクートゥアのペースでしたが、またもや一撃に泣きましたね。そして最後のインタビューで爽やかに引退宣言を行ったクートゥアに僕も泣きました。
http://www.ufc.com/index.cfm?fa=MultiMedia.Detail&gid=2183
さらにリデルが以前から熱望していたランペイジとの再戦が実現出来るのかが非常に気になるところです。「おらぁ負けた相手にゃ必ず借りは返すぜ」と公言し、4年もUFCを離れていた1階級下のジェレミー・ホーンにタイトルマッチという餌をぶら下げてまでUFCに復帰させて復讐を遂げたリデルだけに、PRIDEに乗り込んででもやりそうな雰囲気ですから。