ヒマだから調べてみようPRIDEとHERO'S

PRIDEと比べるとHERO'Sって何となくヴァーリトゥードっぽくないと思いませんか?
それは出ている選手のスター性というか華やかさの違いかなと思っていたましたが、いろいろ調べているうちに意外なことに気付いたのです。

●PRIDE 出場全選手数:252人
日本人選手数:79人(31.35%)
アメリカ人選手数:62人(24.60%)
ブラジル人選手数:46人(18.25%)
ロシア人選手数:15人(5.95%)
韓国人選手数:6人(2.38%)


●HERO'S 出場全選手数:76人
日本人選手数:29人(38.16%)
アメリカ人選手数:8人(10.53%)
ブラジル人選手数:6人(7.89%)
ロシア人選手数:3人(3.95%)
韓国人選手数:8人(10.53%)

こうしてみると一目瞭然。HERO'Sには、出場選手におけるヴァーリトゥードの代名詞たるブラジル人選手の占める割合がPRIDEの半分以下だったのです。しかも一人平均4.7試合を行うという高リピート率を誇るPRIDEに対して、HERO'Sに出場したエルメス・フランカアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラホイス・グレイシーホイラー・グレイシーホドリゴ・グレイシーLYOTOの6人でホイラーが2戦している以外全員1回しか参戦していません(ホイスはDynamite!のみなので純粋にHERO'Sでカウントすべきでないかも)。もちろん過去の興行数が絶対的に違いますので単純に比較することは出来ませんが、それでも日本人の割合が突出していてブラジル人やロシア人の絶対数が少ないのがHERO'Sの大きな特徴であり、それによってバタ臭さが緩和されてテレビ映えするのは間違いないと思います。
ちなみにブラジルとならぶ格闘大国といった感のあるロシアですが、両興行とも参加選手数は少なく、最強のロシア人を擁するPRIDEでもレッドデビルから5人、ロシアン・トップ・チームから6人、掣圏道から2人、フリー2人といった感じでロシア二大格闘チーム以外からは選手がほとんど出てきていないという意外な結果でした。HERO'Sの韓国人選手の多さは単純にHERO'S韓国大会の結果だと思いますし、意外と強い選手が多かったので、前田日明スーパーバイザーとの関連性も含めて、HERO'Sの大きな方向性となっていくのかもしれません。
次回は(ヒマな時に)両興行における有色人種割合でも数えてみようかと思います。