PRIDE無差別級GP開幕戦

ギルバート・アイブル
評価:↑
下になっても慌てずに対応出来ていました。充分勝機はあったと思いますが……もうPRIDEのリングでアイブルを見ることもないかもしれません。


ローマン・ゼンツォフ
評価:→
相変わらず一発屋の大砲というイメージから抜け切れません。非常に強い選手だというのは分かったんですが、あのフックも出会い頭という感じで、まだ勝ちパターンというものが見えていない感じがします。


アリスター・オーフレイム
評価:↑
ヴェウドゥム相手に何度もテイクダウンを奪ったのは凄いですね。寝技でも全然引けをとっていませんでした。つーかスタミナ何とかせえよ……。


ファブリシオ・ヴェウドゥム
評価:↑
ユノラフ・エイネモとの前戦とは同一人物とは思えぬほどスマートな打撃になっていました。極めの強さに関しては言わずもがなという感じですが、今回はアリスターがあきらめてくれたお陰も半分くらいありますかね。


●高坂剛
評価:↑↑
久々に格闘技の試合を見て本当に泣きそうになりました。というか本当に目が潤みました。素晴らしい気持ちの強さでした。本当にご苦労様でした。


マーク・ハント
評価:→
相手の良さを引き出す達人ですね。高坂も最後の相手がハントで本当に良かったと思います。


ジョシュ・バーネット
評価:↑↑↑↑↑↑↑
問題山積ですが、本当に良くやってくれました。相手のスタミナ切れとアクシデントがあったとはいえ、難敵中の難敵を見事に撃破。ぶっ倒せて良かった〜。嬉し泣きしました。


エメリヤーエンコ・アレキサンダー
評価:→
前回のパウエル・ナツラ戦で微妙に露呈していたスタミナ不足が完全に現れてしまいました。しかしそれでもボクシングの技術はヘビー級の中では群を抜いていますし、これからに大いに期待できると思います。


藤田和之
評価:↓
勝ってなお評価が下がるのは、我々が藤田に感じる強さの幻想が崩れたせいもあるでしょう。驚異的なタフさは大きな武器ですが、考えてみればパンチ以外に武器が無いのでその辺りを改善しなければ2ndラウンドで消えてしまうでしょう。頑張って欲しいです。


ジェームス・トンプソン
評価:↑
ガードの甘さと寝技での対応力に難はありますが、着実に実力が上がっていますね。まずはトーナメント出場よりもワンマッチを重ねて経験を積んでいってほしいです。


ミルコ・クロコップ
評価:→
今回はちょっと大人げなかったかもしれないですね。


美濃輪育久
評価:無し
命があっただけ良かったと思います。シャレになりません。


アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
評価:→
スタンドで勝負をしなかったのは見事。まだニューノゲイラは見れていないので、次戦が楽しみです。


●ズール
評価:→
対戦相手が「戦闘竜ヒョードル→ミノタウロ」でオファーが毎回直前じゃ彼の実力がさっぱり分かりません。たとえばゼンツォフやトンプソン辺りとの試合を見てみたいです。


吉田秀彦
評価:→
まあこんな感じでしょう。面白い試合ではありませんでしたが、普通に戦えばこうなりますよね。


西島洋介
評価:↓
やはり寝技に穴がありすぎて、寝技のプロにかかれば簡単にいわされてしまいます。もっと練習して適正な相手との試合を見たいです。


榊原信行
評価:↓↓↓↓↓
最低です。週刊現代への告訴宣言文の引用の件についてもそうですし、桜庭和志離脱の件に関してそうですが、何でいちいち大人げないというか男らしくない女々しいこと言うんですかね、この人は。


●大会総評
評価:↑
色々文句もありますが、やはり現時点で最高のMMAイベントであることは間違いありません。特に休憩前の5試合に関しては勝負論もあり、ハラハラドキドキの熱戦あり、涙々の激闘あり、大味ながら逆転に次ぐ逆転の乱打戦ありと楽しませてもらいました。この5試合だけでもお金を払う勝ちがありますね(後半のテンションの下がり方も凄かったけど)。ただ、個人的にPRIDE最大の魅力は試合前の煽り映像にあると思っていまして、これがあるからこそPRIDEはあれほどまでにドラマティックなエンターテイメントとして最高峰のものになっていると思うのです。しかし今回のようにマッチメイクがギリギリまで決まらなければ当然煽り映像もやっつけなモノになってしまいます。アイブル、ズールの煽り映像は以前のモノを流用した酷いもんでした。これからは煽り映像のためにも早急なマッチメイクをお願いしたい所です。