PRIDE.32 REAL DEAL追加カード発表とその他
ジョシュ・バーネット vs パウエル・ナツラ
マーク・ハント vs バタービーン
http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1158636890
ジョシュ対ナツラは打撃戦にならないという前提で組まれた試合なんでしょう。確かにミルコにギブアップ負けした直後の今のジョシュに強力なストライカーを当てるのはやはり酷。ナツラに関してはアメリカでの知名度はオフィシャルサイトに書かれているほどあるとは思えませんが(アメリカ人はアメリカ人のメダリストにしか興味ないので)、前戦のエジソン・ドラゴ戦でさらに総合慣れしてきていることをアピールしているので、グラップリング対決として楽しみです。
ハント対バタービーンは打撃戦を想定して組まれた試合だとは思いますが、バタービーンのK-1での戦績を見ても分かるとおり、キックボクサーとしてのレベルは明らかに違います。
これまで発表されてきたマッチメイクはすべて「アメリカ対世界の強豪」という図式でありながら「勝てるアメリカ人」がジョシュしかいない微妙な試合ばかり。色々なところで書かれていますが、ライトなアメリカのMMAファンはアメリカ人が勝つ試合にしか興味は持ちません。この辺りを考慮してマッチメイクを行わなければ、次回大会以降に繋がらない可能性も出てきそうです。
また11月のUFCにヴァンダレイ・シウバの代わりにミルコ・クロコップを派遣する案も浮上。それも含めての榊原信行社長のコメント(http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1158649424)が最高なのでいくつか抜粋します。
(ジョシュのドーピング疑惑について)時間が経っているので問題はない。
「アスレチックコミッションに確認した」とかそういうんではなく「時間が経っているから」問題無いというのは凄いですね。これはおそらくジョシュがネバダ州での出場停止期間が2003年1月26日までだったというのを言いたいのだと思いますが、あまりにも説明不足です。
日本のファンにも幻想を持って見てもらえるカードを組みたい。
プロレスラーや相撲取りが出るってことでしょうか?
アメリカ人に泣いてもらえるような、大USAコールを浴びてコールマンがヒョードルに挑むことになるような感情移入してもらえる演出をします。
もうこれだけでミルコ対コールマンのときの煽りVの焼き直しが出てくるのが確定しました。
(ミルコのアメリカ大会出場について)本人は出たいという意思があるんですが、ドクターチェックを終えた段階で返事をもらうことになっています。ただ、私としては1回目のアメリカ大会にミルコまで投入するのはどうかな、と思っています。
ちなみにこちら(http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1157887392)では「正式にミルコと話してみないとわかりませんが、怪我がなければアメリカの大会にもいくという話だったので、アメリカの大会にまずは出場させたいと思います。」とのコメントを。
観戦ツアーは300人くらいを予定していますが、個人で行くという方もチケットを購入してくれているので、日本人の観戦人数は300を越えると思います。
まあ、観戦ツアー参加者が300人いればそうなるでしょう。
来年はアメリカで年に4〜5回大会を開催しますが、最初の1回目というのはこれっきりなので、ぜひ日本からも見に来て欲しいですね。
来年4、5回開催ってのも絶対ウソだと思いますが、「最初の1回はこれっきり」の当たり前過ぎるコメントがシビれます。
それと一番重要なのはこちら。
日本では国内の大会同様、スカイパーフェクTV(Ch.180)にて日本時間10/22(土)朝11時からPPV生中継される。
http://www.boutreview.com/data/news05/061021pride32.html
一部ではセットで売ってしまった無差別級GP終了後に対応を再検討するとの噂もあったスカパー!ですが、アメリカ大会も無事放送する予定です。DSEは最大の生命線を確保したことになり、少なくとも短期間での消滅は免れたことになります。ファンにとってもひと安心といったところでしょうか。