敵の敵は味方

GAME AND MMAさん(http://gameandmma.blog29.fc2.com/)経由。
暴風雨のように荒れ狂うUFC旋風によって、北米における格闘技ショービジネス界の盟主の座を奪われたWWE。そして生き残りをかけて北米進出を開始したPRIDE。その両者が新たなパートナーシップ提携のための話し合いを開始した模様です。
http://www.wwe.com/inside/news/34401241
世界各国に展開しているWWEはもちろん日本でも人気はあります。しかし日本での人気にはすでに陰りが見え始めており、先月の日本公演では集客的にも苦戦を強いられているのが現状です。そこでDSEと提携することによってハッスルにWWEの選手を投入して日本でのWWEの認知度を向上させることや(TAJIRI鈴木健想などWWE経験者もいるので絡みもスムーズに進むはず)、逆にWWE本戦への日本人レスラーの供給源としてDSEを利用出来るようになります。逆にDSE側からするとPRIDEが北米で圧倒的な認知度を持つWWE選手の中でもMMA志向の強い選手の受け皿になることによって、会場動員やPPV件数の増加が見込めるようになるでしょう(WWE側としては仇敵のUFCへの選手流出だけは何としても阻止したいはずですし)。
北米にプロレス部門を持たないDSEMMA部門を持たないWWE。だからこそ両者の利害がバッティングせずにすんなりと提携できるのかもしれません。