ミルコ・クロコップの移籍騒動の着地点は?

さて、年末の風物詩である賃金闘争の季節です。
ミルコ自身は手術後の経過が万全ではないため大晦日参戦は見送ることが発表されました(http://www.mirko-crocop.com/index.php?id=4&solo=57)が、11月の末には「脚は回復しているので出場OK」と明言していた(http://www.mirko-crocop.com/index.php?id=4&solo=55)だけにギャランティの問題なのではないかとの疑いが残ります。そんな中で出てきたのがこの声明。
http://www.mirko-crocop.com/index.php?id=4&solo=56
要するに、「PRIDEはエメリヤーエンコ・ヒョードルとのタイトルマッチを組む努力はしているが、それは2月には実現出来そうもない(ヒョードルBODOG FIGHTで戦うため)。ヒョードルと戦えないならミルコがPRIDEで戦う理由は無く、それならばもっと高額なオファーのある所で戦う。そしてミルコはアメリカで戦うことになるだろうが、それがPRIDEなのかUFCなのかは未定」という内容でしょうか。
逆に言えばヒョードル戦が実現してヒョードルを倒したなら、その後はPRIDEを去ると明言しているに等しい文章ですね。ファイターは自分を高く買ってくれるリングに上がるのは当然のことなのですが、少なくともミルコには、榊原信行社長がフジテレビ撤退後に語っていた「例えギャラが低くなっても、PRIDEファイターはこのリングに上がることを誇りに思っている」という気持ちは少なそうな感じですね。