男祭りの追加カード発表

田村潔司 vs 美濃輪育久
http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1165979059

僕自身はUWFに思い入れがないのでアレなんですが、昨年の男祭りで行われた打撃遠慮のグラップリングマッチとなってしまった桜庭和志対美濃輪のような試合にならなきゃ良いんですけど。これでヘビー級1試合、ミドル級1試合、ウェルター級1試合、ライト級3試合が確定。
その後の榊原信行社長の囲みインタビューでは

――大晦日の他のカードはどうなりますか?
「ミルコ、シウバ、ジョシュ、ノゲイラも含めて最終的に10試合から11試合のカードを揃えたいので、ヘビー級の選手たちのカードを早急に決めたいと思います。あと、今年の中で言うと出したいのは郷野選手あたり。ファンの人たちの中で、出てもらいたいなと思われている選手たちの中で相手を決めたいですね。ただ全員は出せないので、2月のアメリカ大会の対戦カードと共に考えていきたいです。今週中にも1〜2試合発表できると思いますが、週明けくらいまでには全対戦カードを発表できるように最終調整をしていきたい

――アメリカに行かれていたということですが?
「これから2月24日の、ヴァンダレイ・シウバのミドル級タイトルマッチを中心とした第2回目のアメリカ大会のために準備を進めていきます。前回の大会を受けての事業協賛ですとか、アメリカの中で我々が企業としてしっかり定着していくための下準備だったりをするために、今週末からまたアメリカへ行きます。2007年以降、どうやってこの激しい競争の中でPRIDEとして成長していくかの準備をしっかりしていきたい。格闘技界の中で日本国内という視点だけでなく、ワールドワイドの中ですでに大きなうねりが生まれています。UFCWFAを買収したとか、いろんな意味で淘汰されるんじゃないですか。それだけ市場が成長しているので、その中でDSEのPRIDEがどう進んでいくのか。そういうものに対抗していきたいですね」

――大晦日の吉田選手のカードはどうなりますか?
「最終何名かに絞られていますが、日本人はないかな。外国人選手の中で話題性のあるカードを準備したい。再戦にはあまりしたくないです」

――ミルコ選手は?
「GPの後に手術した怪我の回復具合ははかばかしくない。その怪我もありますし、大晦日に出なければ2月のアメリカ大会に参戦をさせることも視野に入れて最終調整をしたい。怪我をしているのだから、無理に出なくてもいいかなとも思います

――ヒョードル選手が他団体に出るという噂もありますが?
3月で噂になっているのはないですね。契約があるので。ただ、契約が守られない業界なので何が起こるかは分からないですけどね(笑)。ヒョードルはPRIDEのチャンピオンという誇りを持っているし、PRIDEにしっかり愛を持ってくれていますから、そんなに簡単にPRIDEを捨てて次の場所に行くということは簡単には考えられないと思います。ただ、どんなスポーツでも選手の移籍はあるし、ヒョードルといわず他の選手に関しても今まであったし、これからも起きること。ただ、ヒョードルに関しては大晦日を最後に他団体に出ますということはないです」
http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1166004282

ポイントとなるのは、まず試合が11試合になる可能性があるということが一点。今年躍進したGRABAKA勢では郷野が当確というのが二点目。来週頭に全カードを発表したいというのが三点目。四点目は吉田の出場も当確で外国人との対戦。そして話題になっているミルコとヒョードルの去就ですが、ハッキリとPRIDE残留を表明しているヒョードルには移籍問題について言及しているのに対し、UFCに行くことを匂わせているミルコに関しては移籍の噂があることすら話題にしていません。これはファンからすればアンフェアな会見ですよね。
そして年末興行とは関係ありませんが、DSEがまだ企業としてアメリカ進出の下準備を何もしていなかったというのは驚きです。まあ実際に興行を始めてみて初めて足りない点にも気付いたんでしょうが、それはZUFFAダナ・ホワイトkamiproのインタビューで「アメリカに根付きたいなら、ここにオフィスを構え、アメリカ人を雇わなければならない」と指摘してましたけどね(それは君たちもだろ、というツッコミは別にして)。