ミルコの移籍は「鉄板」?

各サイトの話の流れとしてはすでにミルコのUFC移籍は事実のように語られていますが、こちらのブログでは

ミルコはまだ本当にUFCにサインをしていません。
結果から言いますけど、今年中になるかもしれないけど、最終的に来年の1月中には返事をだしますと...
ミルコが言うには「わたしは、まだまだ、PRIDEファイターだ」と...
http://jts.jugem.cc/?eid=136

こんな情報も。
僕としてはこんなこと(http://d.hatena.ne.jp/aohoshi/20060912#1158027041)を書いたことがある身としてミルコがPRIDEを離れることは非常に辛いんですが、もしミルコがUFCに行くという決断を下したのなら、DSEには大金を使って引き留めるようなことはしないでもらいたいですね。MMA選手の過度なギャランティの高騰は業界にとって悲惨な結果をもたらしかねません(同様に不当なほど低いギャランティも問題です)。僕はこの世界最高峰のヘビー級のリングであるPRIDEで紡ぐ「ミルコ・クロコップの物語」の続きを観たいと思っていたのですが、それはかなわないかもしれません。ミルコはUFCに行くのなら、是非チャンピョンになって欲しいですね。しかし忘れてはならないのは、シルビアは各メディアからトップクラスのヘビー級選手の中で格下扱いされてますが、たとえミルコでもシルビアのパンチがクリーンヒットすれば間違いなくKOされるということです。グラウンドでの決め手の無い両者だけに、試合は展開次第ではどうなるか分からないと思います。
ただUFCとしては外様の外国人ミルコよりも、子飼いのミレティッチ軍団の一員であるアメリカ人のティム・シルビアがチャンピョンの座にいた方が戦略的に有益なはず。その辺りをダナ・ホワイトUFC首脳陣がどう考えているのかは不明ですが、「凄まじく強い無愛想なクロアチア人」がUFCに登場したとき、現在のUFCのライトなファン層がどのような反応を見せるのか、ミルコの選択は果たして正しい結果を生むのか、注目です。