谷川貞治イベントプロデューサーが再発防止策を発表

ちゃんとやらないと許しません、とのメッセージはファイターに伝わったと思う。大切なのは運営面で改善できることです。(1)ルール改正(2)チェック機能の強化(3)審判団の増員です。特に(3)は人件費もかかりますが、試合の公正な運営には代えられません
さらに、ビッグ大会の前後に開催するルールミーティングを増やし、選手も呼ぶ。17日のルールミーティングには所、宇野らが出席する予定だ。
今後、ファンの反応を見極め、秋山への追加処分の検討に入る。現時点では数試合の出場停止の可能性が高い。谷川EPも主催者トップとしてK−1から厳重注意を受けたように、さらけ出した恥は大きい。だが、避けては通れない道だ。
谷川EP「真実を解明したいという思いと、分かるにつれて公表は控えたい、という気持ちで揺れたのは事実です。しかし、もしも皆さんが『格闘技はあいまいで、うやむやだ』と思っていたなら、そうではないんです、と分かってほしかった。その念に尽きます」。
http://www.nikkansports.com/battle/p-bt-tp0-20070117-143445.html

三者的な目から見れば、この程度の決定は当たり前のこと。しかしこれは決して格闘技界に限った話ではありませんし、今回の不二家の件をはじめとする数々の企業による不祥事隠蔽に関しても同様のことが言えます。こういう自分の膿を自ら出す作業というのは決して簡単なことではなく、多大なる覚悟と大きな障害を乗り越える努力をもって行わなければなかなか難しいことです。ただこれを行うことによって企業として再評価されるケースも少なくなく、個人的にはK-1はこれからも頑張ってほしいと思っています。
ちなみに秋山成勲の追加処分で、「現時点では数試合の出場停止の可能性が高い」とありますが、格闘技は野球やサッカーのように公式戦スケジュールが発表されていて、コンディションに問題無ければ毎回出場するというものではありません。出場停止は試合数ではなくて半年なり一年なりの期間を定めるべきだと思います。