PRIDE.33 THE SECOND COMING

ヨアキム・ハンセン vs ジェイソン・アイルランド×
×三崎和雄 vs フランク・トリッグ○
×トラビス・ビュー vs ジェームス・リー○
×アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs ソクジュ×
桜井“マッハ”速人 vs マック・ダンジグ×
セルゲイ・ハリトーノフ vs マイク・ルソー×
マウリシオ・ショーグン vs アリスター・オーフレイム×
×五味隆典 vs ニック・ディアス
×ヴァンダレイ・シウバ vs ダン・ヘンダーソン

何とも言えない興行でしたねー。興行そのものが非常にタイトにまとまり、KOや一本で決着する試合が多かったのにそんな感想を抱いたのは、DSEのもくろみがほとんど裏目に出ているのが透けて見えてしまったせいなのかもしれません。ショーグン以外のチャンピオンが全員負けてしまったというのも、PRIDEの唯一の拠り所であったはずの「PRIDEのレギュラーこそが最強・最高」という根幹の部分を揺るがせてしまいました。勝った方のPRIDEレギュラー陣も勝利こそすれ、相手のほとんどは「PRIDEの舞台に憧れていた中堅選手」のはず。「横綱相撲で圧倒」とは言い難い内容の試合が多かったのは問題なのではないでしょうか。
あとダンヘンに敗れたシウバ。今回は40度近い熱があったそうですが、勝っても負けても「骨折してた」とか「プロモーションが忙しくて」とか言い訳が多いと思います。様々な意見がありますが、僕はシウバはライトヘビー級のベストファイターの一人だと思っていますが、タイトルマッチまでに体調をベストに仕上げるのはチャンピオンとして当然の責務であり、それもチャンピオンの資質のひとつだと思います。その辺りも含めて、今回ベルトを奪われたシウバがどのように変わってくるのか楽しみでもあります。