PRIDE.34雑感

○中尾“KISS”芳広 vs エジソン・ドラゴ×(1R 袈裟固め
バタービーン vs ズール×(1R アームロック)
瀧本誠 vs ゼルグ“弁慶”ガレシック(1R アームロック)
ギルバート・アイブル vs 小路晃×(1R TKO)
ジェームス・トンプソン vs ドン・フライ×(1R TKO)
青木真也 vs ブライアン・ローアンユー×(1R 腕ひしぎ逆十字固め)
○ソクジュ vs ヒカルド・アローナ×(1R KO)
ジェフ・モンソン vs 藤田和之×(1R 裸締め)
http://www.prideofficial.com/free/result/event/1173780215.html

もうこればっかりは「カードがショボいからって来なかった奴ら、ざまあみろ」とでも言いたくなるような爆発興行でした。ジョシュやヒョードルは姿を見せず、同日にアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラUFCに完全移籍し、PRIDEのテーマで入場してきた藤田はUFC代表のモンソンに一本負け。そんな暗雲が立ちこめる中で、それに反して瀧本とソクジュというニューホープの大爆発が凄まじい盛り上がりを見せ、桜庭和志の衝撃的な再登場と田村潔司リングインなど、期待と不安が混在するこの独特の高揚感が素晴らしかったです。今回の興行は、ここ数年の流れであった最強を決める場としてのヒリヒリとするようなPRIDEではなく、喜んだりガッカリしたり、笑ったり泣いたり、そして燃えてストレスをブワァーっと発散できるREBORN前後の中期PRIDEのような雰囲気に包まれていました(本来HERO'Sはこういう興行をやりたいんじゃないかなぁと思ったりもして)。
ただ主役が榊原信行社長になってしまっているのはちょっとウザかったんですが(アメリカでPPVを観てる人たちには苦痛なんじゃないかな?)、まあ仕方が無いと言えば仕方が無いかもしれません。