DREAM.3観てきました

前半・中盤はKOや一本で決まる試合も多かったんですが、イマイチ乗り切れず(ジェイソン“メイヘム”ミラーは面白かったんですけど)。しかしセミとメインの二試合で大爆発となりましたね。やはり終わりが良ければ興行後の満腹感も全然違います。
素晴らしかったのはやはりエディ・アルバレスヨアキム・ハンセン。目まぐるしく展開が変わる攻防に引き込まれました。そして試合後に巻き起こるスタンディング・オベーション。僕自身が選手に求めるのは「勝ちたい」気持ちでも「負けたくない」気持ちなく「負けてたまるか」という意地だということに気付きました。
さらにメインの宇野薫石田光洋も良かったです。特に宇野の気持ちがビンビンに感じられ(特に入場時、ゲートが上がっている最中のテンパった宇野の表情が素晴らしい!)、また打撃戦に応じる石田の負けん気の強さが伝わってきて、結果的に石田は負けたという勝敗はありましたが、両者の気持ちが感じられました。
それだけに試合後に宇野に対戦要求する川尻達也の行動にはちょっと疑問を感じます。少なくとも石田は川尻に自分の敵討ちをして欲しいとはこれっぽっちも思っていないはずですし、たとえ宇野戦が実現して、川尻が宇野に勝ったとしても、それによって石田が救われたり溜飲を下げるようなことはぜーーーーーーーーったいありません(石田の中に、川尻は自分の保護者であるという意識があるなら別ですが)。石田は宇野にやり返したいなら自分でカタを付けたいと思っているはず。ダチがやられて熱くなるのは分かりますが、この戦いにはあまり意味は見い出せないと思います。それより辛勝の続く川尻は優勝候補筆頭に躍り出たアルバレスをぶっ飛ばしてDREAMファンに自分がエースであることを証明する方が先なのでは?


それから今回、会場のAV系の段取りが悪過ぎです。EliteXCのCOOが見守る中で、音響が突然OFFになったり、モニターが消えたりというのは如何なものでしょうか。ちょっとスケジュールが詰まりすぎていて、リハーサルや本番前チェックなどの基本的な所が疎かになっていませんでしょうか?また手術直後のメルビン・マヌーフが出場したり、酷い怪我の昇侍、急な減量を行ったニック・ディアスなどメディカル面のチェックが甘過ぎやしませんか?大事故が起きやしないかと不安になります。