STRIKE FORCE 第二回PLAYBOY MANSION大会

非常にありがたいことにSherdog.comで無料ストリーミング放送されておりましたので、観させていただきました。
久々にSTRIKE FORCEを観たんですが、やはりUFCの豪華さからは一枚落ちる感じはありますね。それ故なのかもしれませんが、初見の選手同士の戦いは若干流して観ていました。
石田光洋は素晴らしく良かったですね。対戦相手のジャスティン・ウィルコックスは若干格下とのイメージでしたが、リングアナのコールではレスリングのディビジョン1の選手だったと言っていたので相当の猛者。試合でもプレッシャーをかけてきたのはウィルコックスでしたが、ローキックで前進を止め、片足タックルをアームロックで切り返しての一本はお見事。なんと一本勝ちはPRIDE初登場だったPRIDE武士道其の十でのポール・ロドリゲス戦以来、実に7試合ぶり。こういう初登場の舞台で印象的な試合が出来るというのは、選手として非常に大きな強みとなるでしょう。
ちなみにwebを徘徊中に見付けた某サイトでは、石田の写真が思いっきり間違ってました。
http://www.mmaontap.com/mma/category/Mitsuhiro-Ishida/
石田の顔も知らずにMMAサイトをやってるってのは驚きなんですが……。



テリー・マーティン対コーリー・デベラは決してレベルが高い感じは無かったのですが、フィニッシュシーンは綺麗なKOでした(その後のパウンドもソリッド!)。ジョシュ・トムソンは完全に格下のアッシュ・ボウマンに完勝。
メインイベントは三崎和雄対ジョー・リッグス。え?リッグスってウェルター級の選手でしょ?まあ減量失敗したりしているから本来はミドル級が適正なのかもしれませんね……って、えええっ?当日体重は181lbs(約81.5kg)!?何で減量してんだ、この人(笑)。試合は久々に三崎和雄の試合ってのはこういう試合だ!とアメリカ人に教えてあげたくなるような、長距離でのシャドーボクシング。1ラウンドは三崎のミドルキックとボディフック以外、攻防がほとんど無いという恐るべき展開。2ラウンドはリッグスのパンチで三崎がバランスを崩してのスリップ気味のダウン。しかし三崎は一発もらってスイッチが入ったのか、右ストレートで逆にダウンを奪い返す。そのままパウンド連打→レフェリーストップ。リッグスはまだ出来る!と抗議していました。素人目にも、まだダメージはそれほど無かったとは思いますが、まったく手出ししないままパウンドを喰らい続けていれば試合を止められるのは致し方ないのではないでしょうか。階級下の相手の周りをサークリングしながら手を出さないという大物らしさが感じられない試合展開でしたが、それでも最後をきっちり締めるのは、三崎が選手として一皮剥けている状態であることの証拠でしょう(試合後の大喜びっぷりはどうかと思いますが)。石田、三崎の両選手とも今後のSTRIKE FORCEの大会や、ひいてはEliteXCなどに呼ばれることは確実だと思いますが、是非今後も頑張ってほしいものです。