映画話ついでにランディ・クートゥアは俳優として成功できるか?

ダナ・ホワイト曰く、クートゥアは俳優になるために格闘技を引退するとのこと。しかし生き馬の目を抜く映画界で果たしてクートゥアは成功できるのでしょうか?
格闘家出身の映画俳優である程度成功している例と言えば、チャック・ノリス、ジャン・クロード・ヴァン・ダム、ドルフ・ラングレンなどの打撃系格闘家がほとんど(ちなみに映画撮影を優先させて格闘技を疎かにしていると噂のジェロム・レ・バンナは『バビロンA.D.』でヴィン・ディーゼルと競演するなど着実にキャリアを重ねている模様ですが、フランスのバカ映画って日本にあまり入ってこないんですよね。)。総合格闘技は歴史が浅いこともあって、著名な俳優はオレッグ・タクタロフくらいでしょうか。結局主演俳優としては派手な技を持つ立ち技系選手の方が分かりやすいということなんでしょう。しかもクートゥアは後背筋が発達しまくっている上に猫背のため、まったくスクリーン映えしないという弱点もあります(UFC勝利者インタビューをしているクートゥアを見れば、少なくともスーツはまったく似合わない)。
現時点ではロブ・シュナイダー監督のコメディ『ビッグ・スタン』、MMA映画の『レッドベルト』(ダン・イノサント(!)、ジャン・ジャック・マチャドも出演)、ザ・ロック主演(になるのかな?)の『スコーピオン・キング』の続編が、クートゥアのこれからの公開予定作品。『スコーピオン・キング』以外はチョイ役らしいですが、どのようなエージェントと契約しているかにもよりますが、その落ち着いた風貌を活かして頑張って欲しいものです。